キョウデンTIMES
【中期経営計画 設備投資進捗Vol.1】
穴あけ工程の増強
「新設備紹介」では積極的に成長投資を行う当社の設備投資計画の概要や、実際の増強設備のご案内をしていきます。
<中期経営計画 設備投資進捗 第1弾>
昨年度より、全工場すべての工程で増産に向けた設備増強を実施・計画しています。
今回は、その中から<穴あけ工程の増強設備>についてご紹介します。
2022年1月に自動搬送装置を備えた設備を4台増設しました。
自動ローダー搭載により、無人連続生産(夜間生産)が可能になり、レーザー穴あけの生産キャパシティーが1,250㎡から6,250㎡の5倍にアップしました。
レーザーNCとは、ビルドアップ基板各層の導通用VIAやスルーホールの穴あけ工程で使用する炭酸ガスレーザー加工装置で、発振器から発射されるレーザをガルバノミラーで走査し、高速、高精度に微細孔を開ける設備です。
長野工場、東北工場でそれぞれ4台ずつ増設しました。
これにより、穴あけの生産キャパシティーが長野工場は1.6倍、東北工場は1.2倍にアップしました。
6軸NCとは、貫通基板各層の通電用VIAやスルーホールの穴あけ工程で活用するNC制御のドリル加工装置で、通常1枚の基板でも穴径は複数種類あるため、ドリルもその径に合わせて変更する必要がありますが、装置が自動で選択し穿孔をする設備です。
従来機よりサイクルタイムの10%短縮を実現し、車載基板、高周波基板、バックドリル加工にも対応可能な万能機を増設したことで、スピンドル保護装置を搭載し、高精度の基板生産時でも安定した生産体制の持続が可能になりました。
当社は市場環境の変化と需要増に対応すべく、増産設備投資・技術開発投資を積極的に行ってまいります。
キョウデンTIMESでは今後も中期経営計画の進捗を設備導入の観点からお伝えしてまいります。成長し続けるキョウデンにどうぞご期待ください。