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パラジウム回収システム構築により、リサイクルを可能にしました 【横浜工場】

無電解銅めっき工程では、絶縁体表面に無電解銅めっきの触媒となるパラジウム(Pd)を析出させる、キャタリスト処理があります。

このPdという金属は、需要量の半分以上を日本と北米が占める、とても貴重なレアメタルの一つです。

これまで、キャタリスト液はパラジウム-スズのコロイド溶液として存在するため、Pdの回収は困難とされてきました。

しかし、特殊な吸着材にキャタリスト液を通すことでPdを選択吸着させることが出来るようになり、この吸着材からPdを回収することで、リサイクルが可能であることが分かりました。

そこで、このたび横浜工場では、Pd回収のための樹脂塔を設置することで、Pd回収システムを構築しました。

このシステム構築によりPd回収が可能となり、今後はリサイクルによる資源の有効活用に貢献出来ると期待しています。