社長メッセージ

株主・投資家の皆様には日頃より格別のご支援を賜り厚くお礼申し上げます。

2019年3月期の電子事業におきましては、全般的な基板受注の落ち込み及び一部取引先の在庫調整等の影響もありましたが、試作開発品・小ロット多品種品において産業機器/インフラ関係の需要が増加、また引き続き国内工場及びタイ工場における内製化による原価低減、昨年実施した実装工場集約並びに自動化設備による生産性の向上が寄与致しました。
工業材料事業におきましては、国内外景気の緩やかな回復を背景として全般に販売は堅調でしたが、主力製品において海外経済の減速を見越した生産調整が一部の取引先で顕著となったほか、相次ぐ自然災害や人手不足の影響と思われる納期の後倒しが発生しました。その結果、売上高は前年同期比0.4%減の56,357百万円、営業利益は前年同期比30.6%増の3,972百万円、自己資本利益率(ROE)は19.1%となりました。

 今後国内電子事業におきましては、当社独自の「ワンストップソリューション」(プリント配線板の設計・製造・実装から意匠・機構部品加工・組立までを内製)の機能をベースに、引き続き国内の少量多品種領域における拡販やコスト競争力の強化を図ってまいります。また海外電子事業におきましては、主にタイ工場の生産性向上や品質改善に努めることにより収益力の強化に取り組んでまいります。

 中期的には次世代通信規格(5G)を背景とした、基地局等のインフラ整備や車載市場におけるADAS搭載、IoT等、様々な分野で市場拡大が見込まれており、これらの市場に対する新製品の技術開発・製造技術体制の強化により技術競争力の向上を図り、効率的な投資を実施しながら試作分野からの取込・拡販を行い収益性の向上を目指していく所存です。

また工業材料事業におきましては、既存商品の拡販、品質改良とコスト競争力の強化に継続的に努めるとともに、将来の基幹製品を育成すべく、長年培ってきた無機鉱物に関するノウハウと生産設備を活用した新販路の開拓・新製品の導入やシナジーの期待できる企業との提携による業容の拡大に取り組んでまいります。

引き続き一層のご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

2019年6月

代表取締役社長  森 清隆